「ミニマルな部屋」と、「車でキャンプ」という夢。
私は、夢という夢を持ったことがなかった。
幼稚園生の時に、卒園アルバムのために将来の夢を書かされたが、なりたいものがなかった。悩んだ末、「消防車になりたい」と書いた。書き間違いではない、消防車だ。
小学校の卒業アルバムにも、「会社員になりたい」と書きかけたが、先生に咎められ、結局「研究者」と書いた。
その後にも「~になりたい」というような夢を持ったことはなかった。
それ以外にも、本やYouTubeで多様な人の生き方に触れたが、「こうなりたい、こういうことがしたい」という目標を持つことはなかった。
「世界中を旅したい」「社長になりたい」「高級車を持ちたい」「学問を修めたい」とか、どれもしっくりこない。
ミニマリストになり、就活が始まり、考える機会が増えたため、
一旦「狭い部屋をミニマルに改造し、落ち着いた空間で好きな本を読むこと」
となった。
考えに考えた結果、私の夢は
— くぬぎ@ミニマリスト大学生 (@Kunugi_Miminal) 2022年7月15日
「狭い部屋をミニマルに改造し、落ち着いた空間で好きな本を読むこと」
ドーパミン(刺激)よりオキシトシン(健康)によって幸せを感じるらしい。
お金は、少々必要だけど 大金持ちになる必要はない。
余裕が持てる時間を過ごしたい。#ミニマリスト
しかし、これにも納得していなかった。正直「これでいいかぁ」という風に決めたのだ。
話は変わって、車についての考察。 kunukent.hatenablog.com
色々調べているうちに、Jeep
偶然YouTubeで見かけ、サムネイルの美しさに惹かれた。
そして動画を見ているうちに、こういう「車でキャンプに行く」をしたいと思うようになった。
Jeepというのも良かったのだろう、こういう武骨なデザインが大好きだ。
ここから私の夢が変形を始める。
「ミニマルな部屋」と、「車でキャンプ」という夢。
片方を選ぶのではなく、両立させられるのである。
さらに深く考える。具体的な車はどうするのか。
確かにJeepはカッコいい。武骨で、パワフルで、荷物もたくさん積める。
しかし、どこか納得いかない。
それは、Jeepが大きいからだ。
大きいものをカッコいいと思うのは当たり前なのだ。
男の子の多くは、電車や飛行機、バスをカッコいいという。あれは大きいからではないか。
軽自動車でもカッコいいのが、真に優れたデザインである証拠ではないか。
そこから「軽自動車 キャンプ」で調べているうちに、ジムニーの沼にハマった。
四駆で、森や山などの険しい道を踏破する走力をこの小さい身体に有している。
「世界にはジムニーでしか行けない場所がある」と言われる程だ。
しかし、ジムニーの優れているのはそれだけではない。
私が特に惚れたのが、カスタマイズ性だ。
ジムニーのインテリアは六角レンチ等で固定されているものが多いため、個人で簡単にパーツを付加、交換できる。
また、外装もカスタムすることができる。
これら4つがすべてジムニーだというのだから驚きだ。
最近感じていることだが、どれだけいいものでも、同じものには飽きが来る。
世界一カッコいいと思って買った、ハミルトンのベンチュラですら飽きが来た。
では、飽きが来ないようにするにはどうすればよいか。
次々にモノを買うという方法もあるが、その行き着く先は虚しい。
全体が変化する必要はない。一部が変化すればよいのだ。
腕時計でいえば、ベルトを交換することで見た目を少し変える。
新しい見た目に飽きれば、また元に戻して楽しむ。
車でも同じだ。
見た目に飽きても、バンパーやグリルなどだけ変えれば、新鮮な気持ちになれる。
ミニマルではないかもしれない。
「一番いいものを買って、一生使い続ける。」
それが良いというのは分かっているが、理論と感情は違う。
何より、「一番いいものだから」と言い聞かせて使い続けるストレスがミニマルではない。
それなら「カスタマイズ」することで使い続けるのが最もミニマルではないか。
ということで、
「ミニマルな部屋で穏やかに暮らし、たまにJimnyでキャンプをすることが夢。」
となった。
決して大きな夢ではないが、他人に自慢するための夢ではないのだからいいではないか。
夢を持つというのは良い。未来に希望が持て、活力が沸いてくる。
今回画像をお借りしたサイト↓
https://autoc-one.jp/suzuki/jimny/special-5008305/
https://autoc-one.jp/suzuki/jimny/special-5007447/
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h24411732-ventura-quartz.html