『ミニマリストは個人の趣味嗜好』
ミニマリストとして2,3年生きてきたわけであるが、
月日を重ねるごとにミニマリストのハードルが高まっているように感じる。
正確には、ルームツアーの動画などで評価されるハードルが。
もっと清潔感を、もっとモノを少なく、もっと白く、もっとミニマルに、、、
という風に。
元々「ミニマリスト」の語源は芸術家にあり、そこから建築を経て、
現代のようにライフスタイルの用語として使われるようになったと認識している。
そのミニマリストの中でも世界で最も有名なのはスティーブ・ジョブズだろう。
言わずと知れたApple創業者の一人であり、iphoneにもそのミニマル精神が表れている。
また、毎日イッセイミヤケのタートルネックなど、同じ服を着ることで選択を減らしていた事でも有名である。
(個人的に、なぜ服をすべて真っ黒にしなかったのかが気になる)
そのスティーブ・ジョブズの部屋の写真で有名なのがこちらである。
若かりしスティーブ・ジョブズの部屋。
— しぶ (@minimalist_sibu) 2021年1月23日
やっぱこれくらい生活感のない部屋のほうが性癖に刺さる、どうやって暮らしとるのか謎ってくらいガラーンと静まり返った空間が落ち着くし、綺麗と思ってしまうな… pic.twitter.com/w8o77vSNUy
この写真を見れば、ミニマリストと言われるのも納得。
しかし、彼が一軒家に引っ越してからは部屋はもので溢れていた。(写真は2004年)
この部屋だけを見て、「ミニマリストだ」と思う人はいないのではないだろうか。
ミニマリストの中では、物が少ないほど効率よく仕事ができるという話がある。
しかし私の仮説として、「優秀さとモノの少なさに関係はないのでは」と考える。
こちらの記事を見ていただければわかるが、著名だからと言ってデスクにモノが少ないとは限らない。
もちろん佐藤オオキさんや落合陽一さんのように、ミニマルな仕事場で働く方もいる。
一介の社会人ならまだしも、これらの方々の仕事に優劣をつけることはできない。
そしてそのデスクはモノが多かったり少なかったりする。
結局、デスクや部屋の如何は個人的な趣味嗜好なのではないだろうか。