【ミニマリスト流】美術の見方
私は美術館がとても好きだ。
美術に集中させるために無駄な装飾がなく、空間的に美しい。
また、動かない絵を見ながら色々と考えるのは禅問答のようで、思考が洗練される。
それほど人気がないために人が少なく、静かなのもお気に入りポイントだ。
一枚の絵を見ながら、
「どうしてこの絵を描いたのか」「何を描きたかったのか」「どういう感情で描いたのか」と考える。
同じ絵を見てぐるぐると考えていると、
「絵を見る」というより「作者を見る」ような感覚に陥る。
最近の発見として、私は近代美術にしか興味がないと思っていた。
奇抜で洗練された作品にのみ興味があると思い込んでいた。
しかし先日「日本の油絵」という展示会にて、集中して作品を見る自分に驚いた。
美術なんて面白くない、と思う方は多い。
私も絵を描くのは苦手で、好きではなかった。
しかしそれとは別で、美術を見るのは自らの洗練につながる。
大事なのは「何を見るか」ではなく、「どう見るか」だ。
美術館に置かれているクオリティのものであれば、十分熟考に値する。
ぜひ一度、お近くの美術館に足を運んでみては。