『文房具の寄付』他4コラム
①文房具の寄付
私は文房具マニアで、多い時には200本以上所有していた。
高3の時、学校のフリーマーケットでそのほとんどを手放したが、
そのうち気に入っていたもの・高価なものは手元に置いていた。
しかし大学生になり、シャーペンを使う機会などほとんどないため、
惜しくはあるが、バイト先の塾へ寄付することにした。
以前から塾に置かれているペン・消しゴム達は落し物の寄せ集めで、使いやすいとは言えない。
塾の生徒には筆箱を忘れてくる子、親に買ってもらえない子がいる。
その子供たちに「ちゃんとした文房具で勉強する楽しさ」を知ってほしい。
現役で使ってもらえるならペンたちも本望だろう。
ただ、一本だけ手放すか迷ったペンがある。
「S20」といって、私の大学受験をずっと一緒に闘ったペンだ。
思い出が詰まっている。
しかし、持っているからといって、何の価値があるだろうか。
たまに取り出して、「あの頃はよかったなあ」なんて思うためにこのペンは在るのではない。
モノを手放すとは、執着からの解放である。
ペンを手放すことで、「あの頃」から解放されよう。
さよならだけが人生だ。
②プレミアムコーンフレーク
和歌山のスーパーで見かけた。
従来のコーンフレークには、子供向けのポップなイラストが描かれていることが多い。
それゆえに「子供が食べるもの」という認識があった。
これはそのイラストを排除し、シンプルなデザインにすることで、
「子供と一緒に、大人も食べる」ものになっている。
側面の説明も嬉しい。
未だに、洗剤や飲料など、生活用品の中には「雰囲気を崩してしまう」デザインのモノがある。
その方がお店で目を引くのはわかるが、シンプル・ミニマルなデザインの割合が増えてほしいと感じた。
③オリジナルエコバッグ
姉がクリスマスプレゼントにくれたもの。
普通のエコバッグだが、「teddy(テディ)」と書かれている。
テディは家で飼っている犬の名前だ。
普通のエコバッグでも、オリジナル要素があるだけで愛着がわく。
④中島みゆき ライヴ・ヒストリー
年末に見た映画。
中島みゆきの過去6回のライブ等を編集したものである。
私は中島みゆきのファンであるが、お察しの通り周りはご年配の方ばかり。
一曲目『銀の龍の背に乗って』から最後の『誕生』まで、感動させられっぱなしだった。
COVID-19の影響で、リアルのライブに行きにくい昨今、このように複数回のライブをまとめて見られるのはありがたい。
⑤スマホゲーム→リアルカードゲーム
電車の吊り広告で見かけたもの。
スマホゲーム→リアルカードゲーム という流れが面白いと感じた。
確かにスマホゲームだと、
・紙代、印刷代がかからない
・全国場所を問わず流通させられる(このようなコラボだとなお良い)
・対戦相手と会わなくてもオンラインでできる
特に、この「紙代、印刷代がかからない」というのは、カード業界参入のハードルを低くしてくれる。
そして、人気が出たからリアルカード化するのも、一つの指標となって面白いと感じた。